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「オンキヨーマーケティング株式会社」ほか1社が破産開始決定

「オンキヨーマーケティング株式会社」ほか1社が破産開始決定

法人名 :オンキヨーマーケティング株式会社

所在地 :東京都墨田区横綱1-10-5

代表者名:上山洋史

業種  :電子機器等販売

資本金 :1億円

種別  :破産申請

負債総額:約24億2000万円(オンキヨーサウンド株式会社との2社合計)

 

 

オンキョーマーケティング株式会社は、ホームAV製品やデジタルライフ製品の国内販売を行う会社です。2022年3月18日に大阪地裁へ破産を申請しました。

 

同社は、元上場企業オンキヨーホームエンターテイメント株式会社の連結子会社です。親会社はジャスダックへ上場していましたが、2021年3月期までに2期連続の債務超過となり、同年8月に上場廃止となりました。

親会社の上場廃止後も電子機器販売の事業を継続していましたが、新型コロナウイルス感染拡大のあおりも受け継続的な資金難から抜け出せない状況にありました。第三者の資本参加、事業譲渡の道も検討しましたが、半導体不足、資材高騰、輸送費値上げ等の要因から協議は難航。事業継続を断念しました。

 

今回の倒産の一因となった半導体不足は、企業にとって大きな問題です。とりわけ製造業においては半導体の取り合いのような様相を呈し、大手企業でさえ半導体の確保に四苦八苦している現状です。半導体は主に電子機器に欠かせない部品です。半導体の需要は以前から高いものでしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークの急速な普及により、電子・通信機器の需要が高まり、需給の格差が広がりました。

このような背景から、半導体を必要とする製造業やそれを扱う小売業は厳しい状況に置かれているといえます。米国大手半導体メーカーNVIDIAは、半導体不足は2022年末には解消するだろうとの見解を示していますが、今後も業界の動向を注視し取引先を見極める必要があるでしょう。

 

 

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、記事を作成しております。

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