(株)トラストワンの概要
法人名:株式会社トラストワン
所在地:福島県南相馬市原町区日の出町216-1
代表者名:森雄太(社長)
業種:内装工事ほか
設立:2007(平成19)年2月
資本金:5000万円
倒産形態:破産開始決定
負債総額:10億9555万円(関連会社を含む合計13億6555万円)
(株)トラストワンについて
(株)トラストワンおよび関連2社は、12月2日、福島地裁相馬支部より破産開始決定を受けました。
破産管財人には髙橋俊樹弁護士(弁護士法人ブレインハート法律事務所相馬オフィス)が選任されています。
負債は、トラストワンが債権者184名に対して10億9555万円で、3社合計では13億6555万円にのぼります。
トラストワンは、商業施設向け家具の製造販売を目的に設立されました。その後、商業施設内の各種店舗や飲食店、住宅などの内装工事を手掛けるようになり、事業領域を拡大しました。また、飲食店の出店条件に合致した店舗を紹介する事業も展開していました。
しかし、事業拡大の一方でたびたび赤字を計上し、2009年12月期以降は債務超過の状態が継続。
2023年12月期には大型工事を受注したことから売上高10億2749万円を計上し、6494万円の黒字を確保しましたが、2024年12月期は受注が伸び悩み、翌期への繰越工事が発生した影響もあり、売上高は7億158万円に減少。5904万円の赤字を計上し、債務超過額は2億2616万円まで拡大していました。
その後も厳しい営業環境が続くなか、過去の設備投資に伴う借入金の返済負担が重なり、グループ全体で資金繰りが限界に達したことから、事業継続を断念し、今回の措置に至りました。
なお、同時に破産開始決定を受けた関連会社は以下の2社です。
(株)トラストワンホールディングス
持株会社としてグループ統括を担っていました。
(株)リノファ
家具製造を主業務としていました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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