丸伸建設株式会社が破産開始決定
2024/11/8
丸伸建設株式会社は、山形地方裁判所より破産開始決定を受けました。負債総額は約21億8000万円にのぼります。
1970年創業の丸伸建設は、当初鉄骨工事を中心に事業を展開し、後に総合建設業へと転換。山形県および村山市の公共工事をはじめ、民間の元請け案件も手掛け、事業を拡大してきました。また、不動産やタクシー、介護福祉業にも進出し、地域における多角的な事業展開を図ってきました。しかし、近年の景気後退や資材費の高騰が収益を圧迫し、資金繰りが悪化。最終的に破産申請に至りました。破産手続きには金山裕之弁護士が破産管財人として選任されています。
建設業界は現在、資材価格の高騰や外注コストの増加といった課題に直面しており、収益性の低下と長期的な支払い遅延が経営を圧迫し、最終的には破産に至るケースが多いです。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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