彦根相互ホールディングス(株)の概要
- 法人名:彦根相互ホールディングス(株)
- 所在地:滋賀県彦根市西沼波町164
- 代表者名:松田孝信(社長)
- 業種:自動車買取・販売
- 資本金:9900万円
- 倒産形態:破産開始決定
- 負債総額:
46億1768万円(彦根相互ホールディングス:36億4780万円、バリューバンク:9億6988万円)
彦根相互ホールディングス(株)について
彦根相互ホールディングスは、1997年に創業し、2001年に法人化されました。当初は中古車販売の展示場経営を行っていましたが、その後オークションを活用した買取・販売業務にシフトし、自動車買取・販売を主力業務として展開しました。また、関連会社を設立し、運送タクシー、コインランドリー、飲食業、外国人技能実習生研修サービスなど多岐にわたる事業を手掛け、グループとして事業規模を拡大しました。
業績面では、2003年6月期に約3億2000万円だった売上高は、その後業容を拡大する中で、2019年6月期にピークとなる約71億5500万円を記録しました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、人流の抑制や経済活動の停滞が起こり、2020年6月期には売上高が約54億6000万円に減少し、最終赤字4736万円を計上しました。これにより、資金繰りが悪化し、取引先への支払遅延が発生するなど、経営状況は厳しくなりました。
その後、信用低下と資金繰りの逼迫が続き、特に新型コロナウイルスの影響が事業運営に深刻な影響を与えました。決算に対する疑義が浮上し、信用が低下したことにより、関係先からの支援も得られにくくなり、経営は限界に達しました。最終的に、2023年10月18日に彦根相互ホールディングスは大津地裁に破産を申請し、2023年11月19日に破産開始決定を受けました。破産管財人には白木優弁護士(せせらぎ法律事務所)が選任されました。
また、関連会社であるバリューバンクも同様の手続きが行われ、負債総額は彦根相互ホールディングスの36億4780万円と合わせて、2社合計で46億1768万円となりました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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