(株)ゼロインフィニティの概要
- 法人名:(株)ゼロインフィニティ
- 所在地:大阪府大阪市中央区南本町3-1-12
- 代表者名:東山広樹(社長)
- 業種:コールセンター事業ほか
- 資本金:2000万円
- 倒産形態:破産開始決定
- 負債総額:12億円
(株)ゼロインフィニティについて
(株)ゼロインフィニティは、2017年に設立され、コールセンター事業を中心に、事務センター業務の受託なども行っていました。大手通信キャリアとの取引基盤を築き、事業は順調に拡大していました。特に、コールセンター業務においては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要増を受けて、事業を大きく展開しました。
ゼロインフィニティは、2020年5月期には売上高1億3196万円を計上し、その後、新型コロナウイルス感染拡大によりワクチン接種関連のコールセンター業務が急増しました。この時期に新規コールセンターを立ち上げ、積極的に事業を拡大。その結果、2022年5月期には売上高が9億5044万円に急伸しました。さらに、通販会社の新規受注を受けて業容を拡大し、2024年5月期には過去最高の売上高13億8195万円を計上しました。しかし、この拡大にはコストが伴い、特にワクチン関連事業に伴って新設したコールセンターの固定費負担が重くなりました。また、資金需要も増し、金融機関に借入金返済のリスケジュールを要請する事態となりました。
資金繰りの難航と重い固定費負担が続く中、ゼロインフィニティは主要事業を別会社に譲渡し、破産手続きに進むこととなりました。破産申請は2024年11月29日に大阪地裁に行われ、同日破産開始決定を受けました。破産管財人には中西敏彰弁護士(北浜法律事務所・外国法共同事業)が選任されました。現在、事業は譲渡先の別会社にて継続されています。
ゼロインフィニティは、コールセンター業務の需要増加を受けて事業を拡大しましたが、新設したコールセンターの固定費負担や急激な資金需要に対して十分な資金調達ができなかったことが、倒産の主要な原因と考えられます。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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