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FUNAI GROUP(株)が破産開始決定を受ける

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FUNAI GROUP(株)の概要

  • 法人名:FUNAI GROUP(株)
  • 所在地:大阪府大東市中垣内7-7-1(登記上:東京都千代田区外神田4-11-5)
  • 代表者名:古寺誠一郎
  • 業種:持株会社
  • 資本金:1億円
  • 倒産形態:破産開始決定
  • 負債総額:262億1543万円(2024年9月末時点)

FUNAI GROUP(株)について

1951年に設立されたFUNAI GROUP(株)(旧:船井電機・ホールディングス(株))は、AV機器メーカー「FUNAI」ブランドとしてリーズナブルな液晶テレビなどを供給し、北米市場で高いシェアを誇りました。2000年には東証1部(当時)に上場し、2005年3月期には単体売上高3535億9200万円を達成するなど、成長を遂げていました。しかし、2000年代以降、中国や台湾メーカーとの競争が激化し、業績は低迷。2016年にはヤマダデンキとの業務提携により再建を図りましたが、2017年に創業者の船井哲良氏が死去。2021年には秀和システムホールディングスによる株式公開買付が行われ、同社の完全子会社となり、上場を廃止しました。その後、事業を船井電機(株)へ移管し、当社は持株会社として再編されました。


2023年4月には脱毛サロン運営の(株)ミュゼプラチナム(現:(株)MIT)を買収するなど事業の多角化を進めましたが、関連会社への多額の貸付金などが資金流出を招き、グループ全体の資金繰りが急速に悪化。2024年3月には本社不動産に創業家より100億円を超える根抵当権設定仮登記がされるなど、信用不安が高まりました。子会社である船井電機(株)は2024年10月24日に東京地裁より破産開始決定を受けました。FUNAI GROUP(株)もその影響を受け、保有株式の仮差押や信用不安が広がり、事業継続が困難に。2025年1月7日に東京地裁より破産開始決定を受けました。


北米市場での成功から一転し、中国・台湾メーカーとの競争により利益率が悪化しました。さらに、ミュゼプラチナムの買収を含む多角化が裏目に出て資金繰り悪化を加速させ、子会社の破産が持株会社に波及して債務負担が増大しました。また、創業者死去後の経営体制の変化や役員交代が経営の混乱を助長し、事態を悪化させました。


破産手続きは竹山拓弁護士が破産管財人として進めます。また、1月8日には主要債権者の秀和システムが民事再生法適用を申し立てており、今後の動向に注目が集まります。


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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。


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