飯能管理株式会社が特別清算開始決定

飯能管理株式会社の概要

法人名：飯能管理株式会社
（旧商号：株式会社大平きのこ研究所）
所在地：埼玉県飯能市芦苅場320
代表者名：大平洋一（代表清算人）
業種：舞茸生産販売
設立：2015（平成27）年6月
資本金：5000万円
倒産形態：特別清算開始決定
負債総額：55億840万円

飯能管理株式会社について

飯能管理株式会社は、11月28日、さいたま地裁川越支部より特別清算開始決定を受けました。
負債総額は55億840万円（2023年5月期決算時点）とされています。

同社は舞茸の生産・販売を目的として設立され、当初は高級スーパーやレストラン向けの高付加価値商品の生産に特化していました。2021年には約50億円を投じた新工場が飯能市内に完成し、同年6月に本社を同所へ移転。高級舞茸の量産化に成功したことで生産能力が大幅に拡大し、一般スーパーなどへの供給も可能となりました。その結果、2023年5月期の売上高は約8億円まで伸長していました。

しかし、巨額投資に見合う売上の確保には至らず、新工場に伴う減価償却費負担が数億円規模に膨らんだほか、各種費用の支払いが先行したことで赤字が継続。2023年5月期には約9億1800万円に及ぶ赤字を計上していました。

こうした状況のなか、2024年2月に食材供給などを手掛ける株式会社タイヘイの子会社へ会社分割により事業を移管するとともに、商号を現商号へ変更。その後、2025年2月17日の株主総会決議により解散し、清算手続きの一環として今回の特別清算開始決定に至りました。