健食（株）が民事再生法を申請

健食（株）の概要

法人名：健食（株）
所在地：東京都中央区日本橋馬喰町1-6-8
代表者名：重川貴雄（社長）
業種：食料品卸
資本金：900万円
倒産形態：民事再生法申請
負債総額：約10億円

健食（株）について

健食（株）は、2010年6月に設立され、あんこ（こしあん・粒あん）、有機むき甘栗、冷凍フライドポテト、乾燥野菜、乾燥果実などを主な取り扱い商品とし、食品卸会社向けに販売を行ってきた企業です。

2022年3月期には売上高約72億1000万円を計上し、業績は堅調に推移していました。しかし、近年の需要減退により、2024年3月期の売上高は約22億円に落ち込み、さらにコスト上昇による利益の低迷が続いていました。また、中国企業向けに手掛けていた牛肉販売事業において売掛金の回収が困難となり、資金繰りが逼迫。資金余力も乏しくなり、自主再建を断念しました。

このような状況の中、2025年2月28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日、監督命令を受けました。負債総額は約10億円で、債権者は約30名にのぼります。

申請代理人は本多一成弁護士（TF法律事務所）ほか2名が務め、監督委員には浅沼雅人弁護士（ときわ法律事務所）が選任されました。今後、同社は再建に向けた手続きを進めていくことになります。