松月堂製パン(株)が破産開始決定

松月堂製パン(株)は、1934年8月に創業し、1953年に法人化した老舗の製パン業者です。地元スーパーをはじめ、生協や学校給食向けのパンの委託製造を手掛け、ピーク時には年間売上高が40億円を超えるなど、地域に根ざした事業を展開してきました。
しかし、他社との競争激化や直営店の不振などにより、2009年3月期には売上高が約18億円に減少。その後、大手製パン業者向けのOEM供給や直営店の再編などで一時的に業績を回復させましたが、2021年3月期以降は新型コロナの影響や販売不振が続き、業績が悪化しました。
2023年3月期には債務超過に転落し、2024年3月期の売上高も約12億9300万円まで低下。資金繰りが悪化するなか、主要取引先との取引終了も重なり、事業継続を断念しました。
この結果、2025年2月28日に山口地裁から破産開始決定を受けました。負債総額は約11億6000万円にのぼります。今後は破産手続きを進めることとなります。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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