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連鎖倒産とは? 連鎖倒産の起こる原因と回避方法の解説

連鎖倒産

連鎖倒産とは、一つの企業の倒産が取引先や関連企業の倒産を引き起こす現象を指します。この記事では、連鎖倒産のメカニズムとそのリスクを低減するための対策について詳しく解説します。倒産した企業への依存度が高い企業ほど、そのリスクは増します。適切な対策とその活用方法を理解することで、ビジネスの安定を図ることができるでしょう。

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連鎖倒産とは?                   

連鎖倒産とは、ある企業の倒産が引き金となり、その倒産した企業の取引先や子会社などが続けて倒産する現象のことを指します。具体的には、ある企業が倒産すると、その企業と深く取引をしている他の企業が売掛金の回収ができない、取引先を急に見つけられないなどの理由で資金繰りが悪化し、その結果として連続して倒産することが起こります。このような現象は、取引の依存度が高い中小企業や、ある大企業が倒産した場合に特に顕著になることが多いです。

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連鎖倒産の回避方法

連鎖倒産を回避するための方法として以下の3つを主要な手段としてあげます。


  • 取引先の分散
  • 売掛保証サービスの利用
  • 各種金融サポートの利用

取引先の分散

販売先・仕入先が特定の1社に集中していると、その企業が倒産すると売上や入金が大幅に減少したり、原材料の調達が難しくなったりする可能性があります。これにより、経営状態が急速に悪化し、連鎖倒産のリスクが高まります。一方で、取引先が分散していれば、1社の倒産があってもその影響は限定的です。金融機関からの追加融資や新規取引先の開拓により、経営の安定を図る時間的余裕が生まれます。自然災害や工場のトラブルによる影響も考慮すると、取引先を分散することは多くの面でメリットがあります。

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売掛保証サービスの利用

売掛保証とは掛取引による売掛債権が取引先(売掛先)の倒産によって回収不能に陥った場合に保証会社が保証金を支払うことで売掛元が被る貸倒損失を補填できるサービスのことです。


売掛保証を契約したい場合は、掛取引を開始する前に保証会社に申込みます。保証会社は申込者から提供された情報を元に取引先の与信審査を行い、問題が無ければ申込者のニーズや予算に合わせた保証内容で契約します。


保証会社の与信審査で取引先が否決になると売掛保証は契約できません。また審査に通過しても回収不能リスクが高いと判断された場合は保証料金が高くなります。料金は保証対象の取引者数や保証上限額などの契約条件や保証会社によっても変わってきます。


売掛保証は基本的に取引先が倒産や民事再生手続に至った場合に保証金が支払われますが、保証会社によっては入金遅延が発生した段階で保証するケースも。ただ一般的には保証対象が充実しているサービスほど手数料が高くなる傾向にあることも事実です。


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各種金融サポートの利用

紹介する3つの金融サポート制度は、中小企業が経済的困難や予期せぬ事態に対処するために提供されています。これらの制度は、企業が資金繰りの問題を解決し、事業継続を図ることを目的としています。セーフティネット保証制度、セーフティネット貸付制度、および経営セーフティ共済は、それぞれ特定の条件や状況に対応するためのものであり、対象となる企業は、それぞれの制度にもとづく認定申し立てを通じて、金融支援を受けることができます。これらの制度を利用することで、企業は経済的安定と持続可能な経営を図ることができるでしょう。

セーフティネット保証制度(1号:連鎖倒産防止)

セーフティネット保証制度は、大型倒産事業者の民事再生手続き開始により資金繰りに困難をきたしている中小企業を支援する制度です。対象企業は特定の条件を満たし、認定申請を通じて信用保証協会の保証を得られ、保証付き融資を金融機関から受けることが可能となります​。


参考

中小企業庁:セーフティネット保証(1号:連鎖倒産防止) (meti.go.jp)

セーフティネット貸付制度(取引企業倒産対応資金)

セーフティネット貸付制度は、経済環境の変化により資金繰りに困難が生じている中小企業を支援する目的で、日本政策金融公庫などの政府系中小企業金融機関が提供する制度です。該当する中小企業は外的要因による一時的な業況悪化があるが、中長期での回復が見込まれる企業であり、融資条件としては売上高や利益の減少、取引条件の悪化、資金繰りに支障を来たしていることなどがあげられます。


参考

取引企業倒産対応資金(セーフティネット貸付)|日本政策金融公庫 (jfc.go.jp)

経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)

経営セーフティ共済は、取引先の倒産など不測の事態に直面した際、中小企業が必要とする事業資金を速やかに借り入れることができる共済制度です。この制度は、自社の経営が健全であっても予期せぬ事態が生じる可能性があるため、中小企業にとって重要な支援を提供します​。


参考

経営セーフティ共済|経営セーフティ共済(中小機構) (smrj.go.jp)

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まとめ

連鎖倒産は、一企業の倒産が他の取引先や関連企業の倒産を引き起こす現象です。そのリスクは、依存度が高い企業において増加し、これを低減するための対策として、取引先の分散、売掛保証サービスの利用、そして各種金融からの融資や貸付の利用が提案されています。


取引先の分散は、一企業の倒産影響を軽減し、売掛保証は売掛債権の回収リスクを減らします。さらに、各種金融機関の利用は、経済的困難や予期せぬ事態への対処を支援し、企業の資金繰り問題の解決と事業継続を目指します。これらの対策を活用することで、企業は連鎖倒産のリスクを回避し、経済的安定と持続可能な経営を図ることができます。


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また、URIHOはすべての手続きがWeb上で完結し、スピーディに利用開始することが可能です。売掛金の回収にご不安がある場合は一度導入をご検討ください。

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